40年前の天才子役杉田かおる、オーディションを勝ち抜いた子役に衝撃のアドバイス「生き残ることが幸せかわかりません」
16日、港区のヤクルトホールにて、21日より公開予定の映画『ダーク・フェアリー』のDVD吹替え版の子役オーディションが行われ、タレントで女優の杉田かおるがゲスト審査員として登壇、かつて天才子役として活躍した自身の姿を子役たちに重ねながら、杉田らしいコメントでエールを送った。
映画『ダーク・フェアリー』は、ギレルモ・デル・トロ監督が製作を務めたホラー映画で、12歳の天才子役ベイリー・マディソンの出演も注目される作品。イベントでは、DVD吹替え版で、そのマディソン役を演じるべく、審査を勝ち抜いた6人の日本の子どもたちがステージに上がり、その中から、14歳の山口愛(めぐみ)さんオーディションを勝ち抜き優勝。さらに審査員特別賞を10歳の木村真那月(まなつ)さんが受賞した。
この日の杉田は、はじめに「40年前の天才子役、杉田かおるです」とあいさつし、「ホラー映画の子役審査をするというより、自分自身がホラー映画みたいです」と会場の笑いを誘うなど、トークは絶好調。審査に残った6人に対して「わたしのようにならないように」「昔わたしが期待されていたころ、武田鉄矢さんに言われたことでもありますが、有名になって主役を射止めたら、ぜひわたしを脇役で使ってください」など、らしい発言を連発し会場を盛り上げた。
その後の記者会見でも「大きな災害があると天才子役が現れるというジンクスがありますが、わたしのときは高度成長期で何もなかった。大人になって落ち穂拾いみたいになっている」と杉田。ホラー映画にちなんで、怖い体験を聞かれても「生きてきて怖い経験だらけです。バッタと目が合った時は怖かったです」と舌好調だった。
さらに杉田は、今年の自分に関して、運勢的には最悪だといい、恋愛については「畑作業にはまっているんですが、畑よりも魅力的な男性が現れたら」とコメント。最後、オーディションを勝ち抜いた山口さん、木村さんに向かって「芸能界で生き残ることが幸せかはわかりません」と忠告。最後まで杉田節で場を盛り上げた。(取材・文 名鹿祥史)
映画『ダーク・フェアリー』は1月21日より、シネマサンシャイン池袋、新宿ピカデリーほかにて全国公開