アジャ・コング、初の主演映画『老獄/OLD PRISON』舞台あいさつで大暴れ!?
4日、映画『老獄/OLD PRISON』の初日舞台あいさつが、オーディトリウム渋谷にて行われ、本作で映画初主演を果たした女子プロレスラーのアジャ・コングが登壇。途中、遅刻してきたダブル主演の藤岡英樹に「いい度胸しているじゃねぇか」とヘッドロックや水平チョップを見舞うなど、大盛り上がりの初日となった。同舞台あいさつには辻岡正人監督、横川康次、増田俊樹、山口友和、宮本晃行、川上藍子も出席した。
老人施設で働く看護師を演じたアジャ・コング。リング上では、激しいパフォーマンスでヒール役を演じるが、本作では、老人への暴行を隠ぺいしようとした上層部に意義を唱える正義感あふれる看護師の役を見事に演じきった。「最初、話をいただいた時は、どんなコントかと思ったら、すごくシリアスな作品で……。監督ちょっといっちゃってるんじゃないかなって思いました」とオファーを受けた当時を振り返る。
そして司会者から「純粋な女性役ですね」と言われると「なんかトゲがある言い方だな。宍戸江利花っていう名前を持ってるんだよ。エリカ様みたいに『別に』って言うぞ」とさらに会場を盛り上げる。またナース服に長髪という衣装には「スカートをはくのも、長い髪も中学のとき以来でしたよ」と大照れ。
その後、ダブル主演を果たした藤岡が遅刻して登場すると「いい度胸だな」とヘッドロックや水平チョップするなどやりたい放題。そんなアジャを見ながら微笑む共演者の姿が印象的だった。
最後に辻岡監督が「いろいろな人に協力してもらい、(介護の)実態を調査をしました。介護施設の裏の部分を見せています」と力強く作品をアピールした。
本作は、介護福祉士の資格を持つ辻岡正人監督が、美化されがちな介護の裏側に潜む闇を描いた問題作。主演のアジャ・コングのほか、忍成修吾や横川康次、佐藤蛾次郎など個性的な面々が作品に深みを与えている。(磯部正和)
映画『老獄/OLD PRISON』は2/4(土)~2/10(金)までオーディトリウム渋谷にて公開中