ベテラン俳優のベン・ギャザラさん、すい臓ガンで死去
映画『或る殺人』や『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』などで知られるベテラン俳優、ベン・ギャザラさんが、2月3日、マンハッタンの病院ですい臓ガンのため死去した。享年81歳。
ギャザラさんはイタリア移民の一家に生まれ、アクターズ・スタジオで演技を学び俳優の道へ。1955年にはブロードウェイでテネシー・ウィリアムズの戯曲「熱いトタン屋根の猫」へ出演。映画ではタフな悪役を多く担い、友人でもあったジョン・カサヴェテス監督の作品のほか、コーエン兄弟の『ビッグ・リボウスキ』や、ヴィンセント・ギャロ主演・監督の『バッファロー’66』などへも出演した。またテレビでも何度もエミー賞候補となり、2002年にはHBOのテレビ映画『ヒステリカル・ブラインドネス(原題)/Hysterical Blindness』でエミー賞助演男優賞を受賞している。(竹内エミコ)