高良健吾&吉高由里子、『悪人』吉田修一原作の『横道世之介』映画化 5年ぶり共演で大学生カップルに
高良健吾と吉高由里子の共演で、映画『悪人』の原作でも知られる吉田修一の小説「横道世之介」を映画化することが発表された。2008年に公開された映画『蛇にピアス』でカップルを演じていた二人は、以来約5年ぶりの共演で、再びカップル役。映画『南極料理人』『キツツキと雨』の沖田修一監督の下、大学生の日常を、コメディータッチで描き出す。
本作で高良が演じるのは、大学進学のために上京したばかりの大学1年生、横道世之介。高良は「自分に近い役」と語り、「世之介でいることを楽しむぞ!」と意気込んでいる。なお、吉高が務めるのは、世之介のガールフレンドで社長令嬢の与謝野祥子役だ。
「吉高さんとは『蛇にピアス』で共演させていただいているのでとても安心しています」という高良と、「信頼し合えるような関係性を作っていい作品を残したいです」という吉高。二人には、息の合った演技も期待できそうだ。
原作は、高良が「とにかく面白い! 世之介が大好きになりましたし、何が何でも世之介をやりたいと思いました」と語る第23回柴田錬三郎賞受賞作「横道世之介」。高良と3度目のタッグとなる沖田監督が、「友達ができて、恋をして、また疎遠になって……」といういつの時代も変わらない大学生の物語を紡ぐ。映画は3月下旬にクランクインし、都内近郊、長崎でのロケーションを経て、5月上旬にクランクアップ。2013年の公開を目指している。(編集部・島村幸恵)
映画『横道世之介』は2013年全国公開