「最初のゾンビ」といわれた男ビル・ハインツマン氏が死去 ジョージ・A・ロメロ監督の『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』で注目
ゾンビ映画の第一人者として評価されるホラー映画の巨匠ジョージ・A・ロメロが、1968年に手掛けた出世作『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生』に出演した俳優ビル・ハインツマン氏が、先日亡くなっていたことがハリウッド・リポーターによって明らかになった。
ジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』を現代風にリメイク。映画『ドーン・オブ・ザ・デッド』写真ギャラリー
『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生』は、当時CM出身だったジョージ・A・ロメロ監督が、ドキュメンタリー手法で撮影した低予算のモノクロ作品で、後のゾンビ映画の礎(いしずえ)となった名作だった。そんな人々の間で評価される作品の冒頭で、俳優ビル・ハインツマン氏は棺桶からよみがえるソンビを演じて、最初のゾンビとして注目され、ナンバーワンのゾンビとしてホラー映画ファンの間では、カルト的人気を誇る人物であった。
ビル・ハインツマン氏はジョージ・A・ロメロ監督の映画『ザ・クレイジーズ』で撮影を担当し、さらに映画『フレッシュイーター/ゾンビ群団』で脚本、監督に挑戦していた経歴がある。
ビル・ハインツマン氏は、5日(日曜日)の夜にペンシルバニア州のダーリングトンにある自宅で亡くなったそうだ。ご冥福をお祈り致します。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)