スピルバーグ監督が手掛けた、美馬のド迫力活劇シーン公開!
スティーヴン・スピルバーグ監督が、戦場に駆り出された愛馬と少年のきずな、そして、その馬の目を通して戦争の悲しさを浮き彫りにする最新作『戦火の馬』から、迫力の騎馬シーンの一端がうかがえる本編映像が公開となった。
公開されたのは、本作の主人公ともいえる馬のジョーイが、軍馬として演習に駆り出され、大量の馬と共に疾走する場面。ジョーイは、劇中で戦友として友情をはぐくむことになるという黒馬、トップソーンと競い合う。
草原に並んだ大量の軍馬が、背中に乗せた兵士たちの怒号と共に一斉に駆けるシーンは迫力満点。集団から抜け出し、互いに競い合うジョーイとトップソーンを、あらゆる角度からとらえたスピード感満点の映像からは、まるで馬たちの筋肉の躍動までもが伝わってくるようだ。
本作では、第1次世界大戦の軍馬として駆り出されたジョーイと、その愛馬のために戦地に赴く少年とのきずな、また、戦地を巡るジョーイの目を通すことによって、人間同士で争うことの愚かさと悲惨さが、より強く伝わってくる。公開された映像からは、そんなメッセージ性の高い感動的な物語と同時に、数々のエンターテインメント作品を手掛けたスピルバーグ監督ならではの、心踊る迫力の活劇も楽しめることがうかがえ、本編を目の当たりにするのが一層楽しみとなりそう。ジョーイとトップソーンがはぐくむ、馬同士の熱い友情にも注目したい。(編集部・入倉功一)
映画『戦火の馬』は3月2日より全国公開