「カーネーション」クランクアップ!尾野真千子・夏木マリら“糸子”3人勢ぞろいで感無量!
現在NHKで放送中の連続テレビ小説「カーネーション」が24日、クランクアップを迎え、ヒロイン・糸子を年代別に演じた尾野真千子、夏木マリ、二宮星の3人がそろって会見を行った。同席した城谷厚司 制作統括が「本当に『やり切ったな』という気持ちで終われて、すごくうれしい」と明かすように、3人も充実した表情でそれぞれの思いを語った。
14歳から60歳までの糸子を演じた尾野は、「よく『お陰さま』という言葉を使わせてもらうんですが、今日ここに立って、こんなにたくさんの人たちが支えてくれてたんやなと今はじめて知りました! これが『お陰さま』でした」と独特の言い回しで感激を表現。
また、2011年5月16日のクランクインから9か月あまり携わった本ドラマを振り返り、「楽しかったです。しんどかったけど、みんなのおかげで楽しかった」と胸中を明かした。尾野の演技は、戦中・戦後を舞台にした本作において、ひたむきな熱い情熱が感じられ、好評を得ている。
一方、晩年の糸子役への抜てきが発表された際に大きな注目を浴びた夏木は、「人生何が起こるかわからない。ちょうどわたし、今年が『ロクマル(60歳)』なものですから、その記念の仕事始めとして素晴らしい仕事をいただいて本当に感謝しております」と喜び爆発。撮影期間は約1か月だったというが「まだわたしのところはオンエアになっていません! そこは視聴率が下がらないようによろしくお願いします(笑)」とユーモアたっぷりにアピールした。
そして、糸子の幼少期を演じた二宮も「終わるのが寂しい」と口にし、チームワーク抜群の現場だったことを感じさせた。3人共に「演じ切った」という表情が印象的で、残りの放送分にも期待が高まる。「カーネーション」は世界的ファッションデザイナー・コシノ三姉妹(ヒロコさん、ジュンコさん、ミチコさん)の母、小篠綾子さんをモデルにした物語で、戦争に翻弄された時代をファッションデザイナーとして力強く生きたヒロイン・糸子の人生を描いている。(編集部・小松芙未)
連続テレビ小説「カーネーション」はNHK総合ほかで放送中