夏木マリ「カーネーション」に満足のガッツポーズ! 小篠さん愛用の服で撮影も
28日、連続テレビ小説「カーネーション」のヒロイン・糸子の晩年を演じる夏木マリが、NHK放送センターで会見。撮影を終え、自信のガッツポーズを見せた。
世界的ファッションデザイナーのコシノ三姉妹(ヒロコさん、ジュンコさん、ミチコさん)の母、小篠綾子さんをモデルにした「カーネーション」。ヒロイン・糸子を二宮星、尾野真千子、夏木マリの3人が演じ分けることも話題になっており、糸子の晩年を演じた夏木は「撮影1か月間はあっという間で、楽しく撮影させていただきました」と喜びもひとしお。
夏木は故・小篠綾子さんに生前かわいがってもらったそうで、「前半は人のために洋服をつくる糸子が描かれていましたが、後半はブランドを立ち上げ、自分も輝きだす姿が描かれています。年を取るごとに人や服からエネルギーをもらって元気になる方なので、肉体的には衰えても気持ちはどんどん元気になっていく、そういう相反することを演じるのが楽しかったです」と思い入れたっぷりに見どころを語った。
また、実際に小篠さんが愛用していた洋服を着て撮影にのぞんだシーンもあり、「生前は気付きませんでしたが、こんなに先生が太かったのかと知り驚いたこともありました。先生は年を取って肉付きがよくなった女性でもステキになれるお洋服を作るのがポリシーでしたので、改めて裁縫の素晴らしさを感じました」としみじみ振り返った。
本作は戦中・戦後をファッションデザイナーとして力強く駆け抜けた女性の波瀾(はらん)万丈な人生を描くドラマ。(取材・文:中村好伸)
連続テレビ小説「カーネーション」はNHK総合ほかで放送中