柳沢慎吾、ゆうばりでおなじみ警察、高校野球ネタを披露！　大喜びの観客からは「あばよ！」の大合唱!!

　26日、北海道夕張市で開催された「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2012」で「難波金融伝 ミナミの帝王 トイチの萬田銀次郎」上映会＆トークショーが行われ、柳沢慎吾が登壇、ゆうばりの観客たちから「あばよ！」の大合唱を贈られた。

　本作は、劇場版を含め60作品が制作された人気Vシネマシリーズの記念すべき第1弾。1992年の第1作から今年は20年の節目となり、この日の上映には、主演の竹内力演じる萬田銀次郎の舎弟・坂上竜一役を演じた柳沢が登場した。

　柳沢は、「俺、4本しか出ていなくて。最後まで出ていないのに、いまだに観ていたよと言われるのが不思議」と言いながらも「何でこんなに人気があるのかなと思ったけど、法律ギリギリのところで、悪い奴からお金をぶんどるというところがすごく面白いんだと思います」と今だ変わらぬ本作の人気ぶりを分析する。

　さらにトーク中、「（本作の）リハーサルでギャグをやってみたけど、監督に却下された」という柳沢のコメントをきっかけに、司会を務めたタレントの福田萌が「柳沢さんのギャグ、観たいですよね」と会場に呼び掛ける。すると、この日のトークショーは一気にギャグライブへと変ぼうし、柳沢の「警察ネタ」がスタート。サイレンに無線機など、おなじみのネタに大爆笑となった観客の様子を見た柳沢は「気分がのってきたんで、もう1個、高校野球やっていいですか？」と自ら志願。こちらもおなじみのネタを披露し、会場を爆笑の渦に包んだ。

　会場の様子にすっかりゴキゲンの柳沢は「また来年もミナミを上映して、今度はオールナイトイベントをやろうよ」と口も滑らか。「ゆうばりにきて、たくさんのすてきな方と出会えて。しかも20年前の『ミナミの帝王』を上映してくれて、ありがとうございます。短い間だったけど、いい夢をみさせてもらったよ、また会う日まで……あばよ！」と叫ぶと会場からは大きな拍手、と大喝采（かっさい）。去りゆく柳沢を、観客一体となって「あばよ！」の大合唱で見送った。（取材・文：壬生智裕）