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謎のベールに包まれたCIAの女スパイの私生活とは? スパイが友達を作るのは難しい?

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あなたの隣にCIAがいるかも!?
あなたの隣にCIAがいるかも!? - (C)2010 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 911、ロズウェルUFO事件、ケネディ大統領暗殺など……アメリカを揺るがす大事件の裏には必ずといってもいいほど「CIAの陰謀説」がささやかれてきたが、そんな知られざるCIA諜報(ちょうほう)員たちの私生活が映画『フェア・ゲーム』から垣間見える。

映画『フェア・ゲーム』場面写真

 基本的にCIAの任務内容は、家族にも友達にも知られてはいけない。本作の主人公ヴァレリー・プレイムは世界各国を飛び回る諜報(ちょうほう)員。時には夫ジョーから、どこで何をしているのかととがめられることも。ギクシャクする夫婦関係に心を痛めつつも、それスパイ活動を辞めるわけにはいかない。世にあまたの仕事があれども、スパイほど家庭と仕事との両立が難しい仕事もないのかもしれない。

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 もちろん友達にだってうそをつかなくてはならない。友人にとってのヴァレリーは証券会社に勤めている女性であり、世界を駆け回る女スパイではないからだ。身分を偽って友達付き合いを続けるヴァレリーの姿を見ると、国のために働く諜報(ちょうほう)員が、友達を作ることの難しさが垣間見える。

 そんなヴァレリーが、イラクに核兵器開発計画が存在せず、イラク戦争を始める正当性がないと調査報告したのだが、政府はイラクに宣戦布告をする。そこで夫のジョーは新聞に告発し政府を批判。ところが、彼女が必死になって隠してきたスパイという身分をなんとホワイトハウスが報復としてバラしてしまったのだ。そこから始まる脅迫、中傷。そして友達さえも彼女から去ってしまう。

 何より怖いのは、本作が実話であるということだ。本作を観れば、世界をまたに掛けて活動するCIA諜報(ちょうほう)員といえども、家族を持ち、家庭を守る一般市民であることがわかる。

 基本的にCIAは米国市民でなければならないが、CIAの活動に協力している日本人がいる、という説もあるとか。つまり、あなたの会社の同僚や、隣の家に住んでいる人がCIAの協力者、という可能性はゼロともいえないのだ。(取材・文:壬生智裕)

映画『フェア・ゲーム』DVD(税込み:3,990円)、ブルーレイ(税込み:4,935円)は3月2日発売
発売・販売元:ポニーキャニオン

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