「デスパレートな妻たち」のニコレット・シェリダン 証言台で声を荒げて裁判官から「落ち着きなさい」と注意
不当解雇と暴行でテレビドラマ「デスパレートな妻たち」のクリエイター、マーク・チェリーを訴えているニコレット・シェリダンが証言台に立った。
ニコレットは第5シーズンに入ってから脚本に対して意見を述べたところ、マークに頭と顔を平手打ちされたと主張している。マークの弁護士は証言台のニコレットに対し、不当解雇を訴える一部の書類には「平手打ち」と記載されているのに対し、ほかの書類には「激しくぶたれた」と書かれているのはなぜかと質問。するとニコレットは、「なんで違うかなんてわからないわよ!」と声を荒げ、「細かいわね!」と弁護士に食らいついた。見かねた裁判官は、「シェリダンさん、落ち着きなさい」と注意したという。
その後も弁護士は、暴行を受けたというのに警察にもテレビ局の人事部にも報告をせず、ドラマのプロデューサーとしか話をしなかったことを指摘し、ぶたれたのではなく、軽くたたかれたに過ぎないと主張した。また不当解雇については、マークは第3シーズンからニコレットが演じるイーディを殺す予定だったと語り、平手打ちをしたことを通報したからキャラクターが殺されて降板を余儀なくされたのではないと説明したという。
裁判はまだ続くが、ニコレットの弁護士は閉廷後、マークの弁護士がニコレットをわざとイライラさせようとしたとコメント。また、彼の主張については「完全なたわごとだ」と言っている。(澤田理沙)