スティーヴン・キング原作の世紀末SF『ザ・ダーク・タワー』の映画化企画が再始動。今度こそ実現か?
スティーヴン・キング原作の世紀末SF『ザ・ダーク・タワー(原題) / The Dark Tower』の映画化プロジェクトがやっとワーナー・ブラザーズの手で再始動したようだ。
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「ザ・ダーク・タワー」シリーズは、キング自身ライフワークと称する作品で、アメリカの西部開拓時代を思わせる荒廃した世界を舞台に、「最後のガンスリンガー」であるローランド・デスチェインと仲間たちの壮大な旅を描く作品で、1982年の第一巻発刊以来現在までに8冊(日本では7冊)が刊行されているベストセラー・シリーズである。
主演にはこれまでのとおりハビエル・バルデムの名前が挙げられており、彼が主人公のガンマン、ローランド・デスチェインを演じるのはほぼ間違いなさそうだ。
これまでには、ユニバーサル映画が製作を企画したが、膨大な制作費を理由に撤退、その後、メガホンを取る予定のロン・ハワードとプロデューサーのブライアン・グレーザーが製作パートナーになる別の映画会社を探してきた。やっと今回、ワーナー・ブラザーズ製作、最低でも最初の1作は映画『天使と悪魔』のロン・ハワード監督という顔ぶれで契約がなされるらしい。脚本はアキヴァ・ゴールズマンが自身が書いた草稿の書き直しを急いでいるそうだ。
またユニバーサル映画との契約の際に含まれていたNBCネットワークでのテレビ化企画については、タイム・ワーナーの傘下にある米ケーブル局のHBOに移行したまま続けられるようだ。
映画製作は早くて来年初頭を目標にしているとのことだ。(後藤ゆかり)