矢吹春奈から阿部真里に改名し女ドラゴンへと華麗な転身!
17日、池袋のシネマ・ロサで映画『怒りの鉄拳 レディ・ドラゴン』が初日を迎え、グラビアアイドル矢吹春奈から改名した女優の阿部真里が登壇、70年代、80年代のドラゴンの系譜を現代に受け継ぐ女ドラゴンが誕生した。この日はほかに舩木壱輝、秋山真太郎(劇団EXILE)、吉岡あや、夛留見啓助、崔哲浩、中田圭監督が登壇した
かつてグラビアアイドル・矢吹春奈として活躍した阿部。彼女のグラビアが掲載された雑誌は即完売するという「完売クイーン」の異名を持つほどの人気グラドルだった阿部だが、2010年発売の写真集「サヨナラ、矢吹春奈」をもって女優に転身。名前も阿部真里に改名し、アクションもこなせる本格派女優として、現在は新たな才能を開花させている。
本作で阿部はカンフーアクションに挑戦。阿部自身も「今までお芝居した中で一番アクションが多かった作品。アクションシーンは一日でまとめて撮ったので筋肉痛になったけども、芝居をしながらアクションをするのは難しい。自分ではできているつもりでも、監督からはもう少しと言われたりして。反省点ばかりですね」とコメントしたが、劇中では、蹴り、突きなど数々の危険なアクションを披露している。
阿部の相手役は、アンドリュー・ラウ監督『レジェンド・オブ・フィスト/怒りの鉄拳』で注目を集めた舩木。切れ味の鋭いアクションが持ち味の舩木だが、「こんなすてきな人をケガさせちゃいけないと思ったんですが、あざを作らせてしまってすみません」と謝罪するほどに本気モードのアクションだったようだ。
本作のメガホンをとったのは、若くして香港映画界に飛び込み、俳優としてジャッキー・チェン、スー・チーなどと共演経験もある中田圭。「本作では昔のようなカンフーアクションをやりたいと思った」とコメントする通り、70年代、80年代カンフー映画に造詣の深い中田監督らしい、どこか懐かしさを感じさせる画面にも注目だ。(取材・文:壬生智裕)
映画『怒りの鉄拳 レディ・ドラゴン』は池袋シネマ・ロサで上映中