演劇舞台に初挑戦のSUGIZO「インスピレーションのままに感じて欲しい!」
「7DOORS ~青ひげ公の城~」で演劇舞台に初挑戦するSUGIZOが、15日、東京グローブ座にて行われた公開リハーサル及び囲み取材に出席し、意気込みを語った。「舞台は怖いですね」と不安をもらしながらも青ひげ公の役に「いい感じで仕上がっています」と自信ものぞかせた。
LUNA SEA 、X JAPANのメンバーであり、ソロアーティストとしても世界的に活動しているSUGIZOにとって演劇舞台出演は音楽の世界とは全くの異空間。「周りは百戦錬磨の方ばかりで、無我夢中でやっています。僕ならではの青ひげ公が演じられれば……」と控えめなコメント。役づくりについては「ドラキュラを意識しています。指先や一瞬の表情を自分なりに工夫した」と個人的に好きだという俳優のゲイリー・オールドマンをお手本に研究したことを明かした。さらに「考えすぎずにインスピレーションのままに感じて観てほしい」と本作が描き出す、はかなくも美しい世界観をアピールした。
主演の水夏希は、元宝塚トップスター。舞台で使用されるドレス姿を初披露し、「ロングヘアーもドレス姿も初めてで緊張している」と新境地に挑戦。SUGIZOには「最初から青ひげ公の雰囲気をまとっていましたね」と賛辞を送った。
水夏希、SUGIZOのほか、中山祐一朗、石橋祐、菅原永二、Spi、オレノグラフィティ、伊藤ヨタロウ、陰山泰といった個性的な共演者が顔をそろえている本作は、シャルル・ペローの童話や作曲家バルトークのオペラで知られる「青ひげ公の城」をモチーフに、鈴木勝秀の構成、演出で全く新しい「青ひげ公の城」を創り上げている。本作の楽曲も担当し、演劇舞台へ初挑戦するSUGIZOの勇姿に期待したい。(福住佐知子)
舞台「7DOORS ~青ひげ公の城~」は3月16日から4月1日まで東京グローブ座にて、4月4日、5日に森ノ宮ピロティホールにて上演