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渡辺謙が国内外で復興活動に励む姿にカメラが密着!「復興」という言葉そのものに疑問を感じていたことも告白

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復興への思いを語った渡辺謙-画像は第1回 ダボス会議でのスピーチの様子
復興への思いを語った渡辺謙-画像は第1回 ダボス会議でのスピーチの様子

 東日本大震災から復興への道のりを見つめるNHK新番組「明日へ~支えあおう~」に出演する俳優の渡辺謙が27日、NHK放送センターで行われた取材会で、復興に向けた思いを真摯に語った。

 本番組は、被災者や復興支援に奔走する研究者・海外の著名人など、多角的な角度から東日本大震災を描くことで、復興までの道のりを見つめる番組。渡辺は「僕に、できること」と題したシリーズで、第1回「世界に震災を伝える」と第2回「ただひたすら被災地へ」に出演。国内外で復興活動に励む渡辺の姿に、カメラが密着している。

 渡辺は震災後、脚本家の小山薫堂と共にメッセージサイト「kizuna311」を開設。実際に被災地を訪問するなど、復興活動に熱心に取り組んできた。本番組に出演が決まった経緯を「僕にできることを考えながら行動してきたが、個人でしていくのは限界がある。見つめ直す必要があるときにこういう話をいただいた。アメリカで所属しているエージェントにも『君がやらなくて誰がやるんだ』と強く言われた」と振り返る。

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 そして、実際に復興支援に関わる中で、「復興」という言葉そのものに疑問を感じていたことも告白。「一人一人幸せのあり方は違うし、復興のあり方も違う。それぞれが笑顔で楽しく過ごせるために、もっと個人の思いを丁寧に聞いて受け止めないと本当の復興にはならない」と被災者それぞれに向き合うケアを提言した。

 また渡辺は、「自分に何ができるのか?」と悩む人々に向けて「何かをすることだけが寄り添うことではない。『大変だよね』と思いを馳せることでもいい」とメッセージ。「何かをしなければ、と追われるのではなく、続けていくためには肩の荷を下ろしながら寄り添う必要がある」と自分らしいかかわり方を提案し、その上で「できれば(被災地に)行ってほしい。何をするでもなく、どんな形でもいいので」とコメントした。(肥沼和之)

新番組「明日へ~支えあおう~」は4月8日 10:05よりNHK総合で放送開始

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