クロエ・グレース・モレッツとルパート・グリント、ザ・ビーチ・ボーイズのドラマー、デニス・ウィルソンの伝記映画に出演
映画『キック・アス』『ヒューゴの不思議な発明』のクロエ・グレース・モレッツ、映画『ハリー・ポッター』シリーズのルパート・グリントの二人がアメリカのサーフ・ロックの元祖で伝説的なロックバンド、ザ・ビーチ・ボーイズのドラマーで、39歳の若さで亡くなったデニス・ウィルソンの伝記映画『ザ・ドラマー(原題) / The Drummer』に出演することが決まった。
クロエ・グレース・モレッツ出演映画『ヒューゴの不思議な発明』写真ギャラリー
ルパート・グリントはタレント・エージェンシーのメールボーイのインターンで後にデニスの親友となるスタン・シャピロを演じる。一方のクロエ・グレース・モレッツはデニスの4度の結婚の中のキャロル・フリードマンとの間の娘のジェニファーを演じる。
デニス・ウィルソンを演じるのは映画『世界侵略:ロサンゼルス決戦』のアーロン・エッカート、そのほか彼のガールフレンドでロック/ポップグループ「フリートウッド・マック」のクリスティン・マクヴィー役には映画『マイレージ、マイライフ』のヴェラ・ファーミガが決定している。
ザ・ビーチボーイズはブライアン、デニス、カールのウィルソン3兄弟を中心に結成されたバンドで、アメリカ西海岸の若者文化を代表する様々なアイテムをテーマにした軽快な楽曲が有名なサーフ・ロックの元祖。ポップなサーフ・ロックを書くようブライアンに進言したはデニスだという。また、当初音楽的経験をほとんど持っていなかったが、彼のカリスマは、バンドの中で一番の人気を支え、ステージ上のセックス・シンボルとなった。しかし、バンドが成功するに従い、彼のドラッグとアルコール漬けの生活がバンドに支障をきたしていく。そして、1983年12月28日の深夜、泥酔状態のデニスはヨットの甲板から深夜の海に飛び込み39歳の若さで溺死した。映画はデニスの生前の最後の半年に焦点を当て、そのドラマチックな生き様を描くと思われる。
監督は映画『ボトル・ドリーム カリフォルニアワインの奇跡』(DVD公開)のランドール・ミラー、脚本は同作でコンビを組んだジョディ・セイヴィンがペンを執る。
撮影は6月からスタートする。(後藤ゆかり)