ネルソン・マンデラ氏の自伝「自由への長い道」映画化の撮影スケジュールが明らかに
南アフリカ共和国の元大統領ネルソン・マンデラ氏の自伝「自由への長い道」の映画化プロジェクトが開始され、先日ゴールデン・グローブ賞受賞俳優イドリス・エルバがマンデラ役を射止めたが、今度は撮影スケジュールが公開された。
撮影は5月26日から始まり、彼の半生を振り返るために4か月でネルソン・マンデラ氏が生まれたトランスカイのウムタタ近郊クヌ村に始まり、ケープタウンの東から西、ハウテン州、クワズール・ナタール州、そして悪名高き政治犯の強制収容所ロベン島の刑務所までを回って撮影するという。
監督は映画『おじいさんと草原の小学校』のジャスティン・チャドウィック、脚本は映画『グラディエーター』『エリザベス:ゴールデン・エイジ』のウィリアム・ニコルソンがペンを執る。
ストーリーは、ケープタウン東の小さな村で生まれた時から南アフリカ史上初の全人種参加選挙によって民主的に大統領に就任するまでを描くものだが、その間には、もちろん反アパルトヘイト運動の闘士として国家反逆罪終身刑を言い渡され、刑務所に収容されていた27年間のことも描かれる。(後藤ゆかり)