『X-MEN:ファイナル ディシジョン』のブレット・ラトナー監督、『ミッドナイト・ラン』続編監督交渉へ
映画『X-MEN:ファイナル ディシジョン』『ペントハウス』のブレット・ラトナー監督が、映画『ミッドナイト・ラン』の続編監督の契約交渉に入ったとのニュースが伝わってきた。
1988年に製作された『ミッドナイト・ラン』は、マフィアの金を横領し慈善事業に寄付した会計士と、彼を連れ帰ろうとする元警官のバウンティ・ハンターの珍道中を描くロードムービーのヒット作。バウンティ・ハンターをロバート・デ・ニーロが、会計士をチャールズ・グローディンが演じ、ゴールデン・グローブ賞作品賞にノミネートされている。
24年経った今、いったい二人がどうなっているかというと、バウンティ・ハンターのジャックはその時に会計士から譲り受けた20万ドル(約1600万円)を使ってコーヒー・ショップのオーナーになっているという。
デ・ニーロが同じ役で戻ってくるのは間違いないとしても、俳優業を引退してしまったチャールズ・グローディンのほうはどうなのか。驚いたことに彼もこのプロジェクトに大乗り気なのだそうだ。
続編のオリジナルの脚本は映画『Black & White/ブラック & ホワイト』のティモシー・ダウリングがペンを執ったが、ユニバーサル・ピクチャーズは新たにデヴィッド・エリオットとポール・ラヴェットという映画『G.I.ジョー』の脚本コンビを雇い、リライトしているとのことだ。
映画『ラッシュアワー』シリーズでそりの合わない二人組を巧みに描いているラトナー監督が、好きなバディ・ムービーの上位に挙げるファンが多いこの名作を24年経った今どのように語るかが楽しみだ。(後藤ゆかり)