サイモン・ペッグの盟友ニック・フロスト、初来日に大喜び!「僕の期待すべてに応えてくれる場所」
26日、『宇宙人ポール』など、サイモン・ペッグとの名コンビで知られるニック・フロストが、渋谷シネクインで行われた最新作『アタック・ザ・ブロック』の舞台あいさつとQ&Aにジョー・コーニッシュ監督と共に登壇、初来日の喜びを爆発させた。
今回が自身待望の初来日となったフロストは、「小さいころからずっと(日本に)来たいと思っていたんだ。僕が持つ期待すべてに応えてくれる場所だよ」と日本を満喫中の様子。日本のカルチャーを象に例え、「日本はとにかく大きいイメージがするよ。例えていうなら象を食べようとする感じ。どこから食べていいかわからないけど、今回の来日で少しはかじりつけたので、また食べに来たいね」と再来日も約束した。
一方、コーニッシュ監督は、ロンドンの不良少年たちとエイリアンの戦いを描いく本作の舞台を、公共団地(ブロック)に限定したことについて「『ダイ・ハード』や『エイリアン』みたいに、一つの場所で展開する物語が好きなんだ。(映画の中で)異星人が地球に襲来すると、いつもなぜかアメリカがターゲットだから、今回は僕たちの住んでいるロンドンを襲ってもらったよ」と目を輝かせながらコメント。
さらに監督が「ロケを行った南ロンドンは僕が生まれ育った町。子どものころから自分の住んでいるところで事件が起こったら面白い思っていたので、ある意味夢をかなえた映画かな」と満足そう語ると、フロストが「多分、次に新しい家を買うとき(土地の)値段が上がらないよう、エイリアンに襲わせたんだろう?」と冗談を飛ばすなど、和気あいあいとしたトークで会場をわかせていた。
本作は映画『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』や『ショーン・オブ・ザ・デッド』のメガホンを取ったエドガー・ライトが製作総指揮を務め、ニック・フロストとSFパニックアクション。ロンドンの貧しい公共団地に住む不良キッズたちを主人公に、花火やバット、ニンジャ刀、そして知恵を駆使して、突然空から降ってきた凶悪なエイリアンたちと繰り広げる戦いを描く。(取材・文:中村好伸)
映画『アタック・ザ・ブロック』は6日23日より渋谷シネクイントほか全国公開