ケイト・ブランシェット、画像修整ゼロの素のままの写真で雑誌の表紙を飾る!
大幅に画像修整が加えられ、まるで20歳は若返ったかのようなデミ・ムーアがヘレナ・ルビンスタインの広告キャンペーンに登場し注目を集めたばかりだが、今度は、修整ゼロで素のままの写真が雑誌の表紙を飾り、話題となっている女優がいる。
ケイト・ブランシェット出演映画『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』写真ギャラリー
ケイト・ブランシェットは、インテリジェント・ライフ誌最新号の表紙に、コンピュータによる画像修整が一切加えられていない写真で登場した。編集長のティム・ド・ライルは、編集後記で「他の雑誌で女優が表紙を飾るとき、まるでお決まりのように、フォトショップを多用してシワの一本一本すべて消し去ってしまう。肌はありえないほどつるつるして、これではろう人形を撮れば済むのでは、と思えるほど」とコメントしている。
確かに、表紙のブランシェットの顔には、42歳の女性らしいゆるやかなシワが現れており、髪の毛は無造作に輪郭を覆っている。ナチュラルさの中で、透明感と理知的なブランシェットの魅力は一切損なわれてはいない。
人為的な画像修整によってさえ“ナチュラルさ”を演出することが可能な昨今だが、インテリジェント・ライフ誌の編集長とブランシェットの決断に、ナチュラルさと美しさの真価を再考させられた。(鯨岡孝子)
インテリジェント・ライフ誌のウェブサイト:
http://moreintelligentlife.com/page/contents-marchapril-2012