新婚の小栗旬、子どもについて「心の中にはありますが、言わないでーす!」
4日、明治記念館にて行われた映画『グスコーブドリの伝記』の完成報告会見に出席した俳優の小栗旬が、報道陣から先月入籍した山田優との今後生まれてくる子どもへの思いを聞かれ、「心の中にはありますが、言わないでーす!」と返した。
小栗と共に声優を務める忽那汐里、柄本明、そして杉井ギサブロー監督が出席したこの日のイベント。今後生まれてくる子どもについての質問に、「その質問が来ると思っていました」とうまく交わした小栗は、本作で主人公で兄のブドリ役を務め、忽那は妹のネリ役、柄本はクーボー博士を務めている。
岩手出身の児童文学作家・宮沢賢治の童話「グスコーブドリの伝記」を原作に、『銀河鉄道の夜』の杉井ギサブロー監督がアニメーション映画化した本作。小栗は、子どものころに読んだ「銀河鉄道の夜」が大好きだったことを明かし、「うれしい反面、大丈夫かなあ」と不安もあったことを告白。本作について、「どんな年齢の方にもメッセージを受け取ってもらえる作品になっています」と自信満々にアピールした。
一方、本作がアフレコ初挑戦だったという忽那は「監督から『もっともっと幼く』と指示があったのですが、普段の地声が低いので……」と役づくりに苦労したことを吐露したが、「画面と向き合う作業が新鮮で、楽しかった!」。小栗と忽那は、お互いを思いやる愛情あふれた兄妹役にまさにぴったりという感じだった。
また、この日は、本作の主題歌が小田和正の「生まれ来る子供たちのために」に決定したことが発表された。『銀河鉄道の夜』のチームが5年の歳月をかけて、原作の持つ雄大な自然美と幻想的なシーンを再現し、美しきイーハトーブの森を舞台に、主人公の愛と勇気を描いたファンタジー。小栗、忽那、柄本のほかに、草刈民代が主人公・ブドリの母親役で声優初挑戦したほか、佐々木蔵之介、林隆三ら個性あふれる俳優陣が声優出演を果たしている。(福住佐知子)
映画『グスコーブドリの伝記』は7月7日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開