ネコ映画イベントに2メートル40センチの巨大招きネコ登場!市川実日子ら出演者一同ビックリ!
9日、スペースFS汐留で行われた映画『レンタネコ』完成披露試写会に、2メートル40センチ(台座込み)の巨大招きネコが登場、舞台あいさつに登壇した市川実日子、草村礼子、光石研、山田真歩、田中圭らに驚きの表情で迎えられた。
人と猫との出会いを手伝うレンタネコ屋を営む女性が主人公の本作。その設定にちなみ、この日の会場には巨大招きネコが登場した。このネコは、高さが台座込みで2メートル40センチ、幅は1メートル50センチという巨大なもの。静岡県浜松市の看板屋「アート看板」の袴田秀雄社長が、構想20年。仕事の合間にコツコツと制作を続け、2009年10月に完成させた。
年末年始の縁起物としての貸し出しに需要が期待されていたが、今まで借り手がなく、倉庫に眠っていたというこの巨大招きネコ。左手を上げる招きネコは人を招くという意味があるそうで(お金を招く意味を持つのは右手を上げる招きネコ)、ヒット祈願の意味を込めて、この日東京にはるばる来場した。初レンタルとなった巨大ネコの登場に、登壇者たち一同驚きの表情となっていた。
本作は『かもめ食堂』や『めがね』の荻上直子監督の最新作。初の荻上作品出演となった田中は、「全体的に現場の雰囲気がふわっと柔らかいんです。ほのぼのしているんですよね」と撮影を振り返る。そんな現場の空気は、この日の舞台あいさつの雰囲気にもしっかり影響を与えているようで、田中が「今日はあたたかい日なので、『レンタネコ』を観るにはいい日ですね。ですから今日から短パンを解禁しようと思います」と自身の短パンを指さすと、会場の女性ファンからは歓声が起きていた。
この日の舞台あいさつは、終始和やかな雰囲気で進行。荻上作品らしいほのぼのとしたひとときに、会場に集まった観客たちの間でも笑顔が絶えなかった。(取材・文:壬生智裕)
映画『レンタネコ』は5月12日より銀座テアトルシネマ、テアトル新宿ほか全国公開