ミュージカル・コメディの大ヒット作『ブルース・ブラザース』をめぐりさまざまな企画がスタート
ダン・エイクロイドと故ジョン・ベルーシ主演の1980年のミュージカル・コメディの大ヒット作『ブルース・ブラザース』をめぐり、アニメ化やブロードウェイ・ミュージカル化などさまざまな企画がスタートしていることがHollywood Reporterにより明らかになった。
1980年の映画『ブルース・ブラザース』のストーリーは、全身黒づくめのジェイク・ブルースとエルウッド・ブルースという契りを交わした兄弟が昔世話になった孤児院が閉鎖になると知り、孤児院を救おうと、かつての仲間を集めて“ブルース・ブラザース・バンド”を再結成し、そのコンサートの利益を孤児院に寄付しようとする模様をドタバタコメディで描いた名作。特に黒い帽子にサングラス、黒いスーツとくれば、誰でも「ブルース・ブラザース」とわかるアイコンになっている。
今回、この大きなビジネス・プランが可能になったのは、ダン・エイクロイドが故ジョン・ベルーシの未亡人ジュディス・ベルーシと新会社ブルース・ブラザース・アプルーヴド・ヴェンチャー社を設立し、パンセア・エンターテインメントと共同で、「ブルース・ブラザース」ブランドの管理とマネジメントを行うことになったことが理由という。
すでに数か月前ダン・エイクロイドとジュディス・ベルーシとパンセア・エンターテインメントが本作のテレビシリーズ化企画を発表したが、今回はアニメシリーズ、ブロードウェイ・ミュージカル、ロゴのライセンシング、ラジオ局の開設、書籍、ウェブサイト、SNSまでと幅広いビジネスプランが発表された。
オリジナル映画が製作されて早32年、「ブルース・ブラザース」ブランドがどこまで成功するか興味深々だ。(後藤ゆかり)