田原総一朗は日本で初のAV男優だった?放送禁止な過激ドキュメンタリーがよみがえる!
16日、秋葉原UDXシアターでテレビドキュメンタリー「田原総一朗の遺言」DVD発売記念イベントが行われ、田原総一朗、水道橋博士(浅草キッド)らが登壇、過激なトークで会場を沸かせた。
東京12チャンネル(現・テレビ東京)のディレクター時代に田原が手掛けた約60本のドキュメンタリー群といえば、テレビの限界に挑戦した過激な作品群。本DVDは、放送禁止、オンエア不能と言われた伝説のドキュメンタリーを、田原、水道橋博士そしてゲストとのトークを交えて収録した奇跡のDVD作品集である。
本DVDが生まれたきっかけは、2009年8月にオンエアされたバラエティー番組「やりすぎコージー」内で、水道橋博士が田原のドキュメンタリーに触れ「田原総一朗は日本で初のAV男優だった」と紹介したことにさかのぼる。これは、田原が全裸で執り行われたフリーセックス集団の結婚式に、後に映画『ゆきゆきて、神軍』を撮ることになる原一男らと共にやはり全裸で参加、取材を敢行したというエピソードを博士が紹介したもの。これをきっかけに田原ドキュメンタリーが脚光を集め、DVD発売につながったという。
過激な作品を発表できたのは、東京12チャンネルという会社の風土もあったという田原。「他局の取材費はうちの10倍くらい、しかも知能指数は向こうの方が高い。だったら勝負は一つしかない。誰も出来ないヤバいことをやる。それはある程度、テレ東首脳陣もわかっていた」と述懐し、「僕は狂っていたと思う。でもテレビは狂っていないとダメでしょ」と続けた。
またこの日の田原は、島田紳助さんについて触れ、「先日、島田紳助から4枚の長い手紙をもらってね……」と語ろうとして、「今日はメディアが来てますから!」と博士にさえぎられる一幕も。78歳にして、枯れることのない田原の過激なトークはとどまるところを知らなかった。(取材・文:壬生智裕)
「田原総一朗の遺言」DVD全7巻は発売中(税込み:各3,990円)