土屋アンナ、歌手・女優としてリスペクトするリアーナの吹き替えに! 「この戦いっぷりは似ている」!
ユニバーサル映画100周年を記念した海洋SFアクション超大作『バトルシップ』で、リアーナの日本語吹替えを担当した土屋アンナが、リアーナの女優デビューについて率直な思いを語った。
土屋が吹き替えを担当したリアーナは、グラミー賞に2度輝く世界の歌姫。これまで一貫して歌手活動に専念してきたが、満を持して本作で女優デビューを果たした。この意外な展開に、リアーナの大ファンを公言する土屋は「想像つかなかった! おしゃれだから『自分でデザインとかしちゃうのかな?』とは思っていたけど、まさか演技を出してくるとは」と大興奮。
しかも演じているのは、エイリアンと戦う米海軍の男勝りな女性兵士。度胸があり、運動神経も抜群で、上司や同僚の危機をさりげなく救うとあって、「ストーリーの前にまず『リアーナ、かっこいい!』って思っちゃいましたね。男らしさのある女性ってクールだと思う」と、すっかり魅了されている様子だ。
リアーナの吹き替えに土屋が起用された理由は、土屋がリアーナの大ファンであること、本作に出演している浅野忠信と過去に共演した経験があるということ、そして何より、リアーナと土屋の雰囲気が似ていることの3点。さらに、リアーナが女優としてデビューした今、互いに歌手、モデル、女優というフィールドで活躍する点も共通することとなった。そのため土屋も、「オファーをもらったとき、なるほどなと思いました。この戦いっぷりは似ているもん、完全に」と一言。
続けて「叫ぶ演技ってわたしも求められるんだけど、音楽をやる人間としては、のどをつぶしたくないからあんまりそういう声は出したくないはず。でも、本気でやっているから出しちゃう! その思いが伝わってきたから、わたしも本物に近い感覚で声を出したいなって思いました。だから、やっていて気持ちよかったです」と歌手としての立場からも深い理解を示す。そんな土屋の渾身(こんしん)の吹き替えは躍動感にあふれ、リアーナの魂が乗り移ったかのよう。土屋自身も「ハスキーボイスでありがたいと思った」と自信をのぞかせるその出来栄えを、劇場でぜひ確かめてほしい。(取材・文:小島弥央)
映画『バトルシップ』はTOHOシネマズ 日劇ほか全国公開中