林家正蔵、宮沢賢治原作『グスコーブドリ』の声優に!「赤ひげは僕に似ていると思います」
林家正蔵が、宮沢賢治の同名童話を原作にしたアニメーション映画『グスコーブドリの伝記』(7月7日公開、杉井ギサブロー監督)に声優出演することが発表された。林家は、小栗旬演じる主人公・ブドリを助け、働くことの大切さと学ぶことの楽しさを教える人生の恩人・赤ひげを演じる。
どんな困難にも負けず、主人公ブドリを思いやる天真らんまんなキャラクター・赤ひげについて、林家は「赤ひげは僕に似ていると思います。(脚本を)何度か読み込む内に、キャラクターが話しかけてくれたような気がしました」と思い入れたっぷり。「一生懸命仕事をしても、 中々うまくいかない……そういうこともあるよなあと共感しながら、役を演じました」とアフレコを振り返った。
原作が宮沢賢治というのも、林家にとっては大きなポイントの一つだ。「小学校の恩師が、宮沢賢治と同郷の先生でよく薦められました。実際に読んでみると、素朴で、優しく語りかけてくれる感覚です」と絶賛。「これまで賢治作品に触れなかった人に、この作品を観ていただきたい。世界観が素晴らしく、愛する子どもたちと一緒に観ていただきたいです」と親子そろって楽しめる作品であることをアピールした。
本作は、アニメーション映画『銀河鉄道の夜』のチームが5年の歳月をかけて贈るファンタジー大作。主人公ブドリ役の小栗旬をはじめ、本作が初アフレコの忽那汐里、草刈民代ほか、柄本明、佐々木蔵之介、林隆三など個性豊かな俳優陣が声優を務める。(編集部・福田麗)
映画『グスコーブドリの伝記』は7月7日より丸の内ピカデリーほか全国公開