荒木しげるさんを「仮面ライダーX」速水亮が追悼…「ストロンガーが天に召された」
「仮面ライダーストロンガー」で知られる荒木しげるさんの訃報を受け、「仮面ライダーX」の速水亮が追悼文をブログに掲載した。同じ仮面ライダーとして「仮面ライダーストロンガー」「全員集合! 7人の仮面ライダー!!」で共演したこともある荒木さんをしのんでいる。
「仮面ライダー」シリーズ40周年記念!映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』場面写真
「ストロンガーが天に召された」という一文から始まるのは、15日付の「惜別……」と題されたブログ記事。自身が同じ1949年生まれであることに触れると、「ストロンガーはどんなことを想いながら旅発ったのだろう。無念だったのだろうか……まだやりたい事、やり残したことがたくさんあったのだろうか 。それとも、『もうそろそろいいか。やりたいこともやったし』と考えたのか」と故人に思いをはせた。
また、2、3年前に仮面ライダー関連のイベントで会った際はそのやつれ具合に驚いたこと、そしてその際に「そうだね、死ぬのは怖くないね」と荒木さんが述懐したことを明かすと、「それがストロンガーの本音だったのかどうか、それは分からない」とコメント。「しかしその昔、武士たちが死を背負いながら生きていたことを思うと、現代でもある種の男たちは、そのぐらいの覚悟は承知の上で日々を生きているとおもう。わたしはストロンガーに、その男を見たのだが……」とつづった。
荒木さんのことを「ストロンガー」という速水は、荒木さんと「心を割って話した事はない」と告白。それでもその文章は、同じ「ライダー」として、友情以上の何かを覚えていたことをうかがわせる。
昨年公開された映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』では、久々に仮面ライダー1号と2号、そしてV3のオリジナルキャストが競演したことが話題になった。もしも同様の企画で今後ストロンガーが復活することがあっても、荒木さんが演じることはない。そのことを悲しむ気持ちはファンも、歴代ライダーも同じに違いない。(編集部・福田麗)