トルコで『007 スカイフォール』の撮影中、スタントマンが330年の歴史を持つ店に突っ込む事故発生
トルコのイスタンブールで行われている映画『007 スカイフォール』の撮影中に、ロケ地のグランドバザールで、バイクを運転中だったスタントマンがバランスを崩して、330年の歴史があるジュエリーショップに突っ込む事故が起こった。
トルコの放送局NTVによれば、ウィンドウのガラスが粉々に割れてしまったショップのオーナーは、「グランドバザールが、『007』のような映画のロケ地に選ばれるのは素晴らしいことだけれど、撮影の内容がこういうものだとは、バザールの管理側からは何も説明がなかった」とコメントしている。さらに、「映画のスタッフで、損害はどれくらいになるか聞いてくれた人は、誰もいなかった」と述べており、オーナーは警察に被害届を出している。
イスタンブールのグランドバザールは、16世紀のオスマントルコ帝国時代から続く中東最大の屋内市場で、約5000もの小さな店が集まっており、人気の観光スポットの一つとなっている。一度中に入りこんでしまうと、なかなか同じ出口からは出られないまるで迷路のような市場で、一体どんなアクションシーンが撮影されていたのだろうか。
ウェブサイトdigitalspyによれば、この事故でスタントマンが怪我を負ったかどうかは、明らかにされていないとのことだ。(鯨岡孝子)