『ヘルプ』でオスカー受賞のオクタヴィア・スペンサー、人種問題&殺人が題材のドラマに出演
映画『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』のメイド役でアカデミー賞助演女優賞を受賞したオクタヴィア・スペンサーが、人種問題がからむ殺人事件を題材にしたドラマに出演とのニュースがindiewire.comで明らかになった。
オクタヴィア・スペンサー出演映画『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』写真ギャラリー
くしくもアメリカでは2月末にフロリダで武器を所持していない黒人少年が自警団員に射殺された事件があり、その後、人種を理由に射殺されたのではないかと、全米で抗議集会が開かれたばかり。
この作品『フルートヴェイル(原題) / Fruitvale』は2009年の元日に22歳の青年がサンフランシスコとベイエリアをつなぐ鉄道のフルートヴェイル駅で鉄道警官らに電車から降ろされ、地面に押さえつけられたまま銃で撃たれて死亡した事件を題材に、フロリダの事件との類似性に着目して描くものという。この事件は駅にいた多くの人が携帯電話で動画撮影したため、全米に知られるところになったとのこと。
オクタヴィア・スペンサーは殺害された青年の母親役で、ほかにはインディーズ映画『クロニクル(原題) / Chronicle』がスマッシュヒットを放ったばかりのマイケル・B・ジョーダンが殺害された青年に扮し、彼の人生最期の日が描かれるとのこと。監督は新鋭ライアン・クーグラーがメガホンを取り、オスカー俳優フォレスト・ウィッテカーが製作を務める。撮影は7月にスタートする。(後藤ゆかり)