ヴィンセント・ギャロ、「税金を無駄にした」とロサンゼルス市を訴える
映画『バッファロー'66』などで知られる個性派俳優、ヴィンセント・ギャロが、ロサンゼルス市に対し、税金を無駄にしたとして訴えを起こすと報じられている。
ウェブサイトTMZ.comによると、ロサンゼルスのダウンタウン、アート・ディストリクトに暮らすヴィンセントは、ロサンゼルス市が行っている地区の美化および安全のためのプログラムについて、「全く効果が出ていない」と訴えている。このプログラムは民間の会社が担っており、130万ドル(約1億600万円)もの税金が投入されているという。ヴィンセントはこのプログラムが、資金を得るための見せかけと訴え、税金を返すよう求めるつもりだという。
ヴィンセントは、2010年の映画『エッセンシャル・キリング』で脱走したタリバン兵を演じ、ベネチア国際映画祭で男優賞を獲得。一方、同年同映画祭では、コンペティション部門に監督・主演作映画『プロミシズ・リトゥン・イン・ウォーター(原題) / Promises Written in Water』が出品されたが、あまりにナルシストな表現に、同映画祭の掲示板「金返せ!」コーナーで野次られた経験も。皮肉にも今回は、ヴィンセントのほうが「金返せ!」と叫ぶことになったが、実際に訴訟となった際にヴィンセントの要求がどのように扱われるか注目だ。(竹内エミコ)