妻夫木聡&武井咲『愛と誠』カンヌ国際映画祭で上映決定!三池作品2年連続の招待に!
妻夫木聡と武井咲が共演する三池崇史監督の最新作『愛と誠』が、第65回カンヌ国際映画祭で上映されることが決定した。三池監督は、昨年の『一命』に続き、2年連続で監督作がカンヌに招待されることとなった。
『愛と誠』が上映されるのは、アウト・オブ・コンペティションとなるミッドナイト・スクリーニング部門。『一命』と違い、コンペティション部門の出品とはならないが、三池監督は「純粋に映画を楽しもうぜってところに呼んでいただいたので、カンヌのお客さまに楽しいひと時を過ごして頂ければ良いなと思っています」と喜びを語っている。
本作は、梶原一騎原作、ながやす巧作画による同名劇画を36年ぶりに映画化した作品。良家の娘・愛(武井)と不良青年・誠(妻夫木)との運命の恋を描く熱い物語をベースに、三池監督らしい演出がさく裂。歌謡曲をちりばめ、歌と踊りで魅せる青春ロマンスという、一筋縄ではいかない作品となっている。
ミッドナイト・スクリーニングでは、芸術性とエンターテインメント性を兼ね備えた作品が選出される傾向にあるというが、それでも三池監督は、「カンヌ大丈夫なのか(笑)という衝撃はあります」と公式選出の知らせに驚いた様子。一方で「梶原一騎VSカンヌというのは良いですよね。確かに『日本人』にしか作れない映画を作ったと思っています」と自信を見せている。
また、原作を知らないカンヌの反応が楽しみという妻夫木は「予備知識が無い中選んでいただいたことに、自分たちがやって来たことが間違いじゃなかったという喜びがあります。日本で面白いことやろうぜって映画を作っている人たちがいるということを少しでも届けられたら」とコメント。「三池監督の作品は世界が判断するべき」という斉藤工も、「正しい評価を海外にしてもらうべき映画なんじゃないかなと。すごく楽しみですし、気に入ってもらえる勝因がたくさんあると思います」と自身をのぞかせた。映画祭の開催は5月。日本公開に先立ち、本作が世界の観客にどんな衝撃を与えるのか。(編集部・入倉功一)
映画『愛と誠』は6月16日より新宿バルト9ほか全国公開