キャバ嬢役の岡本あずさ19歳、撮影現場で号泣!
映画『センチメンタルヤスコ』の初日舞台あいさつが21日、渋谷ユーロスペースで行われ、主演の岡本あずさ、共演者の滝藤賢一、我妻三輪子、堀江慶監督、ゲストとして宮川一朗太、堀江東花(堀江慶監督の娘)が登壇した。ゲストの宮川から花束を貰った岡本は、撮影現場で号泣したことを語り、宮川の存在感を絶賛した。
映画『センチメンタルヤスコ』は、首を絞められ意識不明で救急病棟に担ぎ込まれたキャバクラ嬢のヤスコの衝撃の過去が、容疑者として呼び出された7人の恋人によって明らかになるというサスペンス。
ヤスコの少女時代で父親役を演じた宮川は、「ただ出番はホントにわずかです。皆さん見逃さないでやって下さい」と観客に念押ししたところ、堀江監督が「宮川さんの出番は一番のポイントなので」とプッシュ、岡本も「現場で見させていただいて泣きました。ヤスコの気持ちになって号泣しました」と舞台裏を明かした。
万引き癖のある元寿司職人を演じた滝藤は、「万引きの練習はできないので寿司を握る練習をしたんですけど、2日行って、1日はベロンベロンでした。ティッシュを握って練習してました。手元よりも表情を見て欲しい。自分で言うのもなんですけど良かったと思う」と自信のあるところをみせた。性同一性障害で引きこもりの盗撮魔役の我妻は見どころを聞かれると「髪を切りました。なんか個性的な髪型なので、見てのお楽しみ!」と観客の興味を誘った。
最後に岡本が「個性豊かなメンバーで作った映画です。私自身も勉強になりました。生きる喜びとか希望とか改めて考えてもらえると良いな」としっかりアピールした。(取材・文:県田勢)
映画『センチメンタルヤスコ』は4月21日より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開