サンダンス映画祭がついにイギリス上陸!ロバート・レッドフォードが登場!
サンダンス・ロンドン・フィルム&ミュージック・フェスティバルがイギリス・ロンドンで 26日に開幕し、主催のロバート・レッドフォードらが会見を行った。この映画・音楽祭は、アメリカ最大のインディペンデント映画祭であるサンダンス映画祭のイギリス進出版となる。今回が初のロンドン開催だが、1978年から続くアメリカ・ユタ州パークシティでの映画祭はそのまま続行される。
ロバート・レッドフォード出演映画『明日に向って撃て!』写真ギャラリー
すでに成功している映画祭をロンドンで開催する理由について、レッドフォードは「理由は二つある。一つ目は招待されたから。もう一つはサンダンスを小さくして他の国でやったら、どう受け止められるだろうと考えたからだよ」と簡潔に説明。映画祭と同時に音楽祭も開催となったのは「映画にとって音楽はとても重要だ。僕が出た映画でも『明日に向って撃て!』などは、音楽が大きな位置を占めている。当時はバカでよくわからなかったけど」と語った。
イギリスの映画産業は商業的な主流の映画に集中すべきだというイギリスのデービッド・キャメロン首相の最近の発言について、レッドフォードは「彼がトラブルになっている理由はそれだね(笑)。残念な考え方だと思うよ」と批判的。さらに自国アメリカ政府の芸術に対する姿勢についても「不満だね、まずは知識をつけないと。芸術は社会で重要な役割を果たしている。教育から変えないといけない」と、こちらにも異議ありだった。
チャールズ皇太子の環境を守る活動のドキュメンタリー映画『ハーモニー(原題) / Harmony』もこの映画・音楽祭で上映予定だが、レッドフォードは「サンダンスも、僕も環境を守る活動をしてきた。チャールズ皇太子も長年、環境を守る活動をしている。昨年の春だったと思うけど、それについて話し合って今回の形となった」と説明した。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)
サンダンス・ロンドン・フィルム&ミュージック・フェスティバルは4月29日まで開催予定