加藤ミリヤの新曲「楽園」が綾辻行人原作・学園ホラー映画の主題歌に
ティーンを中心に絶大な人気を誇る歌手・加藤ミリヤの新曲「楽園」が、綾辻行人原作の学園ホラー映画『Another アナザー』の主題歌に決定したことがわかった。加藤はこの映画主題歌のために曲を書き下ろしたといい、劇中のセリフが歌詞に反映されていることも明らかになっている。
歌詞のヒントを得るために同作を観たという加藤は、「一言、本当に面白いです。ホラー映画でこんなに登場人物に感情移入して観られたのは初めての経験でした」と絶賛。「映画があまりにも素晴らしく、わたし自身も映画を観た後の興奮状態のまま自由に楽曲を作らせていただけたことに感謝しています」とコメントしている。
映画『Another アナザー』は、2009年に発表されるや「このミステリーがすごい!」などの著名な書籍ランキングで高順位を獲得した、綾辻行人著「Another」の映画化作品。ある学園に転校早々、不可解な事件に巻き込まれる少年を若手実力派俳優・山崎賢人が、物語の鍵を握る眼帯をした謎の美少女を『告白』で鮮烈な印象を残した橋本愛が演じる。
主演を務める二人は「ミステリアスな感じが、すごく作品の雰囲気に合っていると思います。エンディングで流れるのが楽しみです(山崎)」、「聞いててなんだか気が狂いそうになる感じが心地よかったり。ミリヤさんの声もかっこよくて、赤い口紅塗って外に出たくなるような……そんな感じです。焦燥感がかりたてられる。胸がざわつく。叫びたくなる。テンションが上がる曲(橋本)」と曲の印象を語っている。
メガホンを取った古澤健監督は「霧の中をさまよう主人公たちの気持ちに寄り添いながら、どこかへ導いてくれる声が欲しいと思ったとき、自然と加藤ミリヤさんの歌が思い浮かびました。普遍的でありながら、パーソナルな感情に訴えかける、そういう歌い手だと思っているので」と加藤の起用理由を語る。
また、映画で描ききれなかったエピローグを加藤の歌が補っているといい、エンドロールまで見逃せない作品になっている。(編集部・市川遥)
映画『Another アナザー』は8月4日全国公開