全米ボックスオフィスに異変?『アベンジャーズ』だけじゃない!今年は大ヒット作がめじろ押し!
先週末に全米公開を迎えた映画『アベンジャーズ』の歴史的大ヒットが騒がれる中、今年はボックスオフィス記録を塗り替える可能性のある作品が今後も続々と公開されることが話題になっている。(数字はすべてBox Office Mojo調べ・1ドル80円計算)
今年の全米ボックスオフィスをまず騒がせたのは、今年3月23日に公開されて以降、4週にわたって全米ナンバー1を記録した映画『ハンガー・ゲーム』。人気ヤングアダルト小説が原作ということでヒットが期待されていたが、それを上回る成績を記録。8日現在、歴代全米成績では14位(約3億8,000万ドル・約304億円)につけている。
それに続くのが、史上初めてオープニング3日間で2億ドル(約160億円)を超える成績を記録した映画『アベンジャーズ』。こちらは6日時点で、全米での2億ドルを含め、世界興行成績が早くも6億5,000万ドル(約520億円)を突破。世界成績が一つの目安となる10億ドル(約800億円)の大台に乗ることは確実であり、今後も続々と記録を更新することが期待されている作品だ。
そして、多くの大作の中でも今年最大のヒットになると早くから目されているのが、7月に公開される大ヒットシリーズの完結編の映画『ダークナイト ライジング』だ。今後『アベンジャーズ』が更新する可能性は高いとはいえ、前作『ダークナイト』は現在に至るまでオープニング週の最高成績を保持。今年1月には公開半年前にもかかわらず、前売りチケットが一部都市で完売するなど、注目度の高さからいっても、前作の成績を上回ることは確実視されている。このほかにも、冬にはティーンエイジャーに圧倒的な人気を誇る『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』が控えている。
昨年は『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』の三作が世界興行収入10億ドルを突破する大ヒットを記録。だがその一方で、海外成績が好調だったこれら三作は全米成績で伸び悩み、最終的には4億ドル(約320億円)にも届かなかった。
そういったことを踏まえると、2D公開のみでありながら、全米興収5億ドル(約400億円)を突破した『ダークナイト』の続編である『ダークナイト ライジング』に懸かる期待は大きい。『アバター』『タイタニック』が持つ記録も塗り替える可能性も決してないとは言い切れないだろう。(編集部・福田麗)
映画『ダークナイト ライジング』は7月28日より全国公開
映画『アベンジャーズ』は8月17日より全国公開
映画『ハンガー・ゲーム』は今秋、全国公開
映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』は12月28日より全国公開