ジャン=リュック・ゴダール、次回作は3D映画! 製作会社が発表
フランスを代表する映画監督ジャン=リュック・ゴダールの新作が3D映画になることが明らかになった。併せてキャストと第1弾ポスターも公開されており、今月開催されるカンヌ国際映画祭でセールスを開始するものとみられる。
ジャン=リュック・ゴダール監督作品!映画『ゴダール・ソシアリスム』場面写真
映画情報サイトThe Film Stageによると、ゴダールの久々の新作となるのは映画『アデュー・オ・ランガージュ(原題) / Adieu au Langage』(英題は『グッドバイ・トゥ・ランゲージ / Goodbye to Language』)。製作会社のワイルド・バンチは3D作品になること、そしてすでにゴダールが制作に着手していることを発表した。
同作は、ゴダールが2010年に一度製作を発表したものの、その後中断した作品。当時ゴダールは同作について「同じ言葉を話さなくなった夫婦についての話です。彼らの飼っている犬が間に入って、話します。細かなところはまだ決まっていません」と語っている。
映画『アバター』が成功を収めて以降、多くの3D映画が製作されている。とりわけ『ヒューゴの不思議な発明』のマーティン・スコセッシや『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』のヴィム・ヴェンダースなど、大御所といわれる映画監督たちがこぞって作品に取り入れていることは大きな話題になった。
かつてヌーヴェル・ヴァーグの旗手として名を上げ、今年12月には82歳になるゴダールが3Dでどんな作品を作り上げるのか。作品の詳細は、カンヌ国際映画祭の期間中にでも明かされる予定だ。(編集部・福田麗)