人気声優・中井和哉&櫻井孝宏&能登麻美子、子どもたちの「初めての声優」を絶賛!
19日、アニメーション映画『虹色ほたる ~永遠の夏休み~』の初日舞台あいさつが新宿バルト9にて行われ、音楽を担当した松任谷正隆、声優を務めた中井和哉、櫻井孝宏、能登麻美子、武井証、木村彩由実、新田海統、そして宇田鋼之介監督が登壇した。
映画『虹色ほたる ~永遠の夏休み~』初日舞台あいさつフォトギャラリー
本作では登場人物の成長した姿を中井、櫻井、能登といった実力派声優陣が、子ども時代を武井、木村、新田など、普段は子役として活躍している面々が務めた。最初にあいさつを行った子役たちは、口をそろえ「声だけで感情を表現したり、演技をすることはすごく難しかった」とプロの声優陣を尊敬の眼差しで見つめる。
子役たちに「僕らでは表現できない部分を出せていて、ストレートに感情が伝わってくるのがいいですね」と櫻井が絶賛すると、能登も「皆さんのお芝居に引き込まれました。素直にまっすぐに、まるでそこにいるかのように……素晴らしい」と同意。さらに中井は「(青天狗を演じたベテラン声優の)大塚(周夫)さんが『武井君には勉強になった』って言っていたんだよ。これはすごいことなんだよ」と収録中のエピソードを披露すると、「3人ともすてきだった。僕らも学ばなくてはいけないことをたくさん持っている」とエールを送った。
昭和の古き良き風景や時間の流れを、優しく温かな視点で描いた本作。その素晴らしい雰囲気を劇中音楽で表現した松任谷は「時代背景を考え、それに合った音をテーマに作りました」と説明。「肌触りのいい音楽にしたい」とオーダーを出した宇田監督も「イメージ通りで、最初に曲を聴いたときには、机の下でガッツポーズしました」と満足げ。登壇者の世代こそ異なったものの、終始笑いの絶えない、作品同様、温かい雰囲気の舞台あいさつとなった。
本作は、事故で父親をなくしてしまった小学6年生のユウタが、30年前にダムに沈んでしまった村にタイムスリップすることによって、さまざまな人々との触れ合い、成長していく姿を描いた作品。(磯部正和)
映画『虹色ほたる ~永遠の夏休み~』は全国公開中