対戦型格闘ゲーム「鉄拳」の前章作品を映画化か?
対戦型格闘ゲーム「鉄拳」を基に映画化された作品『TEKKEN -鉄拳-』の前章作品が企画されていることがハリウッド・リポーターによって明らかになった。
これは、オリジナルの作品もプロデュースした制作会社クリスタル・スカイ・ピクチャーズのCEOのスティーヴン・ポールが企画していることを明かしたもので「映画『マッハ!』の監督プラッチャヤー・ピンゲーオのもと、『TEKKEN -鉄拳-』の前章となる作品を国内配給する予定だが、今のところ何の契約も結んでいない。ただ、今作ではスターを使わずに、ビデオゲームのキャラクターに似ている俳優をキャスティングすることになるだろう」としている。
オリジナルは、ケイリー=ヒロユキ・タガワやタムリン・トミタらが出演していた。そのストーリーは、政府が崩壊してしまった近未来では巨大な財閥が世界を支配していた。ある日テッケン財閥のロボットに母親を殺された風間仁が、その復讐のためにテッケン財閥が主催する格闘大会に出場する決意をするというアクション作品。
オリジナルでは、クリスタル・スカイが6,000万ドル(48億円=1ドル80円の換算)で映画権を買い取ったが、2008年まで制作できなかった経緯があるため、今回もスティーヴン・ポールが企画しているだけであるため、今後どのような進展を見せるか注目されそうだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)