オスカー俳優の名優ベン・キングズレー、11世紀を舞台にした大河ドラマ『ザ・フィジシャン』に出演へ
オスカー俳優の名優ベン・キングズレーが11世紀を舞台にした大河ドラマ『ザ・フィジシャン(原題) / The Physician』に出演することになったことがHollywood Reporterにより明らかになった。
ベン・キングズレー出演映画『ヒューゴの不思議な発明』写真ギャラリー
この作品はアメリカの作家ノア・ゴードンの同名ベスト・セラー小説「千年医師物語」三部作の第一部「ペルシャの彼方に」の映画化となる。11世紀を舞台に医師を志すクリスチャンの英国人青年がヨーロッパ中を旅した後、医療の先進国ペルシアに渡り、文化や宗教の壁に突き当たりながらも医学の知識を学んでいくというストーリー。
主役の青年ロブ・コールは、ダスティン・ホフマン主演のテレビドラマ「ラック(原題) / Luck」に出演していたトム・ペインが演じる。ベン・キングズレーは、「医者の中の医者」と呼ばれる世界で最も傑出した内科医で、ロブのイスラム式医学の師でもあるイブン・シーナを演じるという。また映画『アベンジャーズ』のステラン・スカルスガルドが、ロブがイスラム圏の医学を学ぶきっかけになるメンターを演じることになっており、映画『運命の女』のオリヴィエ・マルティネスがペルシャを治める王のアラー・アル・ドーラを演じるとのこと。
監督は、映画『ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~』のドイツ人監督フィリップ・シュテルツェルがメガホンを取り、脚本は映画『ブラッディ・パーティ』のヤン・ベルガーがペンを執っている。撮影は来月よりモロッコとドイツでスタートする予定。
ミステリアスな役柄で魅せるベン・キングズレーの重厚な演技が楽しめそうな作品だ。(後藤ゆかり)