伝説のフォークミュージシャン、ドク・ワトソンが死去 89歳
盲目のギタリストとして知られているフォークミュージシャンのドク・ワトソンさんが現地時間29日、アメリカ・ノースカロライナ州の病院で亡くなった。89歳。
E!オンラインによると、ワトソンさんは先週、自宅で倒れて入院。腹部の手術を行った。詳細な死因については明かされていない。
1923年生まれのワトソンさんは、いわゆるフラットピッキングと呼ばれるギター奏法の第一人者として知られるミュージシャン。映画『イージー・ライダー』の音楽を担当したザ・バーズのクラレンス・ホワイトをはじめ、多くのミュージシャンに影響を与えた。
1970年代半ばからは二人の息子と共にツアーを開始し、1985年にはその内の一人が事故で亡くなるという悲劇に見舞われるものの、その後も精力的に活動。2004年の功労賞を含め、グラミー賞を8度受賞した。(編集部・福田麗)