推定ウエスト50センチの裏話を激白!? ミア・ワシコウスカの細すぎる腰にびっくり!
『闇の列車、光の旅』の新鋭キャリー・ジョージ・フクナガ監督が、シャーロット・ブロンテの傑作小説「ジェーン・エア」を映画化した本作でヒロインを演じたミア・ワシコウスカの、コルセットで締め上げた折れそうに細いウエストを強調したドレス姿に注目が集まっている。
映画『ジェーン・エア』ミア・ワシコウスカが語るウエスト秘話動画
1847年に発表され、英国文学史上に残る名著として語り継がれてきた「ジェーン・エア」。自らの道を切り開こうとするヒロイン・ジェーンを熱演したミア・ワシコウスカは、今回ウエストを締め付けるコルセットを着用し、英国の伝統的ドレスに身を包んだときに軽いカルチャーショックを受けたという。まだ女性の社会的地位が低かった時代、きつい衣装に代弁される、肉体的にも精神的にも抑圧された女性たちの苦しみが初めて身に染みてわかったのだそうだ。
食事の後はおなかが膨らんで、タイトなドレスを身に着けるのがさらに大変になるとわかっていても、ミアには食事抜きという選択肢はなく、撮影中もしっかりと食べ物を口にしていたのだとか。「撮影中は一刻も早くきつい衣装を脱ぎたくて仕方なかったわ!」と笑いながら、現代の女性たちは肉体的にはあの当時よりも、段違いに楽になったと話す。
孤児として育ち、さまざまな苦難を乗り越えながらも前進し、真実の愛を探し求めるジェーン・エア。精神的にも経済的にも自立を目指すヒロインの姿は当時にしてみれば革新的で、閉鎖的な社会に大きなセンセーションを巻き起こしたというが、ミアはジェーンの素晴らしいところは、たくましくてしっかりと「自分」というものを持っている点だと力説し、賛辞を贈る。
時代や場所こそ違うものの、家族や愛やきずなを求める孤立した若者たちが多く存在するのは、今も昔も変わらない。だからこそこの普遍的なストーリーが、観る者の心を揺さぶらずにおかないのだ。誰もが知っている不朽の名作だからこそ、演じるにはかなりのプレッシャーがあったというミアが、体当たりで演じた21世紀版『ジェーン・エア』の物語を、ぜひともスクリーンで見届けてもらいたい。(文:平野敦子)
映画『ジェーン・エア』は6月2日(土)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開