ロンドン五輪開幕式は「フランケンシュタイン」風?ダニー・ボイル監督が明かす
今年7月のロンドンオリンピック開幕式で芸術監督を務めるダニー・ボイル監督が、同式典のプランを立てる際に、メアリー・シェリー原作の「フランケンシュタイン」から多くのインスピレーションを受けていたことを明かした。
ダニー・ボイル監督映画『スラムドッグ$ミリオネア』写真ギャラリー
以前ハリウッド・リポーターが、開幕式はウィリアム・シェイクスピアの喜劇「テンペスト」に基づいたものになると報じていたが、今回ボイル監督はヴォーグ誌に「フランケンシュタイン」の要素もたくさん含まれることになると告白。「死者を蘇生しようとしているわけじゃないんだけど、リハーサルでは『フランケンシュタイン』から得たアイディアをたくさん試してみたよ」と語っている。
『シャロウ・グレイブ』で鮮烈な映画デビューを果たし、2008年の『スラムドッグ$ミリオネア』ではアカデミー賞監督賞を受賞したボイル監督は、昨年、舞台版「フランケンシュタイン」の監督を務めていた。その経験が「フランケンシュタイン」のアイディアを開幕式に使うという結論に至らせたのだろう。
また、ハリウッド・リポーターによると、開幕式の音楽を担当するのは、舞台版「フランケンシュタイン」でも作曲を行ったイギリスのバンド・アンダーワールドに決まったとのこと。好評を博した舞台でタッグを組んだというだけあって、開幕式への期待もおのずと高まる。(編集部・市川遥)