『バトルランナー』のリチャード・ドーソンさん、79歳で死去
映画『バトルランナー』のリチャード・ドーソンさんが79歳で亡くなった。死因はがんによる合併症だという。
「食道がんの合併症により、家族に囲まれる中、父は息を引き取りました。素晴らしい才能を持ち、良き夫、良き父、良き祖父でした。父の死は惜しまれますが、いつまでも思い出の中で生きてくれるでしょう」とリチャードさんの息子ゲアリーはFacebookに書き込んでいる。
E!オンラインによると、リチャードさんはロンドンでスタンドアップ・コメディアンとしてエンターテインメント界に入ったとのこと。1965年から1971年までアメリカで放送されたテレビコメディー「ホーガンズ・ヒーローズ(原題) / Hogan’s Heroes」のピーター・ニューカーク役が有名だが、クイズ番組「ファミリー・フュード(原題) / Family Feud」の司会者を約10年間務めたことで全米に知られている。
このクイズ番組はのちに日本にも輸入され、「クイズ100人に聞きました」のタイトルで人気を博した。リチャードさんのトレードマークは、クイズの女性参加者にキスをすることで、参加者もこれを楽しみにしている様子が画面にはいつも映し出されていた。この番組の司会でリチャードさんは1978年にデイタイム・エミー賞の最優秀ゲームショー司会者のタイトルを獲得している。
1987年にはアーノルド・シュワルツェネッガーの映画『バトルランナー』でデイモン・キリアンを演じているが、その後は映画に出演してない。(澤田理沙)