『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のクリス・コロンバス監督、ジョン・グリシャムのベストセラー野球小説「キャリコ・ジョー」を映画化へ
映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のクリス・コロンバス監督が、ジョン・グリシャムの最新ベストセラー野球小説「キャリコ・ジョー(原題) / Calico Joe」の映画化企画で製作、監督、脚本の三役を担うことがDeadline.comによって明らかになった。
この小説は大リーグの世界を舞台にした、父と息子の間の許しと救済を描いたストーリーだという。
監督のクリス・コロンバスは「この美しくも深淵な心を動かす小説を読み終わるやいなや、映画が頭に思い浮かんだ。そして自分が『キャリコ・ジョー』の脚本を書き、監督をしなければならないとね。この小説は裏切り、悲劇、贖罪(しょくざい)といった普遍的なテーマを扱っている。後世に残る可能性のある映画になると思ったし、その一端を背負うことができるのはとても光栄なことだ」と語っている。一方、原作者のジョン・グリシャムは「『キャリコ・ジョー』は書き終えるのに5年を費やした、わたしにとって特別な作品だ。クリスの映画が待ちきれない」と語っている。
キャストはまだ未定ながら、これまでにもジョン・グリシャムの作品は、『ザ・ファーム/法律事務所』や『ペリカン白書』をはじめ、多くのヒット映画を生んできた経緯がある。この作品は大学時代に野球選手を目指していたグリシャムにとって真に特別な作品なのだろう。これからのニュースに興味津々だ。(後藤ゆかり)