『コクリコ坂から』の北米配給決定!2013年のアカデミー賞も視野
ニューヨークを拠点としている独立系アニメーション映画配給会社のGKIDSが、日本では昨年7月に公開された映画『コクリコ坂から』の北米配給権を獲得したことがわかった。スタジオジブリもこれを認めている。
『コクリコ坂から』は、宮崎駿が脚本を手掛け、宮崎吾朗監督が『ゲド戦記』以来5年ぶりにメガホンを取ったスタジオジブリ作品。東京オリンピックを目前に控えた1963年の横浜を舞台に、少年少女の愛と友情のドラマをノスタルジックな雰囲気たっぷりに描き、2011年の邦画興行収入ナンバーワンに輝くなど大ヒットを記録した。
バラエティーによると、GKIDSは本作を来年3月に公開する予定だが、来年2月24日に授賞式が開催される予定の第85回アカデミー賞も視野に入れつつ準備を進めているという。スタジオジブリ作品といえば、『千と千尋の神隠し』が第75回アカデミー賞長編アニメ賞を獲得していることもあり、本作への期待も高まる。
また、英語版『崖の上のポニョ』の製作を務めたキャスリーン・ケネディとフランク・マーシャルが引き続き、本作の英語版を製作するという。GKIDSは2011年にも、1984年から2002年までにスタジオジブリで製作された『となりのトトロ』や『もののけ姫』などスタジオジブリの13作品の配給権を獲得し、特集上映を行っていた。(編集部・市川遥)
映画『コクリコ坂から』DVD(税込み:4,935円)、ブルーレイ(税込み:7,140円)、横浜特別版(初回限定生産)DVD(税込み:5,250円)、横浜特別版(初回限定生産)ブルーレイ(税込み:7,350円)は6月20日発売
※横浜特別版には、宮崎吾朗監督インタビュー、『コクリコ坂から』の音楽で横浜の魅力に迫る特別映像などを収録