18歳の武井咲、ファンじゃないけど頑張って!高校生からのコメントに大人の笑顔
13日、新宿バルト9で映画『愛と誠』ジャパンプレミアイベントが行われ、太賀誠役の妻夫木聡、早乙女愛役の武井咲、愛の母親役および本作主題歌も担当した一青窈、三池崇史監督が来場した。
この日妻夫木は、昼間に三池監督の母校・大阪常翔学園高等学校(旧:大阪工業大学高等学校)で行われた、500人の高校生たちとのイベントを経ての登壇。
そこで高校生から、「武井さんと密着するシーンで、どう感じた?」という質問があったと明かし、「そのときは役柄だから何も感じなかったけど、(武井の)胸ぐらをつかむシーンでは、胸元もあるから気を使うんです。でも武井さんはとても大人で度胸たっぷり。(両手を広げて)『さあ、来てください』と。頼りになるな、姉さん、という感じですよ」と武井の度胸を絶賛。一方の武井自身は「何も感じないと言われるのも寂しいですね」と冗談まじりに返答。
そこで、常翔学園の生徒たちが書いた、500通の「誠の愛」メッセージ(ラブレター)が会場に送り届けられる。武井がそのうちの一通を取り上げ、「ファンではありませんが、とりあえず頑張ってください」という、正直なコメントを読み上げると会場は大爆笑。しかし武井は「すごくうれしいです。ファンの方も、そうではない方もいましたけど、皆さんに(本作を)愛していただけたらうれしいです」と堂々とした大人のコメントで観客を魅了した。
先月には、カンヌ国際映画祭のミッドナイトスクリーニング部門で上映された本作。世界的にもファンの多い三池作品だけあって、熱狂的な上映となったが、この日のイベントでは、その日の様子がスクリーンに映し出された。そこでは「三池は映画界のピカソだ!」「武井咲という女優は初めて知ったが、日本映画の宝を発見した気分だ!」と興奮冷めやらぬカンヌの観客の姿が。武井は「恥ずかしいですね。でも世界で評価していただいてうれしいです」とやはり18歳らしからぬ、落ち着き払った雰囲気でコメントしていた。(取材・文:壬生智裕)
映画『愛と誠』は新宿バルト9ほかにて全国公開