『ダーティ・ダンシング』リメイク版の制作が延期!キャストが決まらず?
映画『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』や『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』などを手掛けた、ケニー・オルテガ監督がメガホンを取る予定の『ダーティ・ダンシング』リメイク版の制作が延期となっていることが、デッドラインや複数のメディアが報じたことで明らかになった。
これは、制作・配給会社ライオンズゲートが再映画化する予定の作品で、キャスティングを理由に1年間も延期することになった様子。当初の予定では同作を2013年の7月に公開する予定でいたが、来年撮影に入るため、公開も2014年に見送ることになりそうだという。
今のところ、オリジナル作品で振り付けを担当したケニー・オルテガが監督を務めることになっているが、いまだキャストは決まっていない。同サイトによると、これまでテレビシリーズ「Glee」のリア・ミシェル、『ブレイクアウト』のリアナ・リベラト、そしてカナダの歌手ニッキーなどがスクリーンテストを受けたという。
本作のオリジナル版は、家族と共に夏休みを過ごすティーンエージャーの女の子(ジェニファー・グレイ)が、父親に逆らってまでダンス・インストラクター(パトリック・スウェイジ)と恋に落ちてしまうという青春映画。
予算を理由に撮影を延期することなどはよくあるが、キャスティングを理由に撮影を1年も延期することはめったにないハリウッドの映画界。したがって、製作側が、ダンサーたちのキャスティングに本格的に乗り出したといえるのかもしれない。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)