フランス映画祭も20回の節目!2人の美人女性監督たちが映画祭をPR!
21日、有楽町朝日ホールで「20thアニバーサリー フランス映画祭」記者会見が行われ、『わたしたちの宣戦布告』で監督・脚本・主演を務めたヴァレリー・ドンゼッリ、『愛について、ある土曜日の面会室』のレア・フェネール監督、ユニフランス・フィルムズ代表のレジーヌ・アチョンド氏が出席、これから始まる4日間の映画祭に向けて意気込みを語った。
「20thアニバーサリー フランス映画祭」記者会見フォトギャラリー
フランスの最新映画をいち早く紹介する「フランス映画祭」も早20回目。アチョンド氏は「毎年東京で開かれるフランス映画祭は、わたしたちにとって欠かすことのできない出会いの場となっています。今年の記者会見にはヴァレリー、レアという二人の女性を呼びました。というのも、フランスでは新しい世代の女性監督が登場しているのです。20回目のフランス映画祭ということで、フランス映画界の女性の側面を見せたいと思います」とコメント。
今年のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選ばれた作品の監督が男性ばかりだったため一部では論争になったが、アチョンド氏は「その論争に関しては、どちらかに加担することはありません。ジェンダー別に割当てを作ろうとしたこともありません」と今年のセレクションも作品本位だったことを強調する。
それを受けたレアは「わたしの世代は前の世代に比べて男尊女卑という感覚は特になかったので、女性だからといって苦労したことはなかったわ。女性の声が高まったのはいいことだし、フィフティ・フィフティになっているのもいいことだと思います」とコメント。アチョンド氏も「確かにほかの国よりも、女性が活躍しやすい環境かもしれませんね」とその意見に同意した。
そんな自立した女性たちが活躍するフランス映画界。今年はこの映画祭でどのような作品を観ることができるのか、今から楽しみだ。(取材・文:壬生智裕)
「20thアニバーサリー フランス映画祭」は有楽町朝日ホールほかにて6月24日まで開催中