板尾創路、監督次回作に「そろそろ事務所から話があってもええんちゃうかな」
8日、映画『月光ノ仮面』DVD発売を記念したイベントが楽天本社で行われ、監督・脚本・主演を務めた板尾創路と共同脚本の増本庄一郎が出席。板尾は次回作について「そろそろ事務所から(映画制作の)話があってもええんちゃうかな」と意欲を見せた。
DVD購入者の中から抽選で選ばれた50人限定が参加できるという貴重なイベント。登場した板尾は「男の人もおばちゃんもいろんな人がいますね。今までどういう人がDVDを買ってくれているのか分からなかったから、こういうイベントは嬉しいですね」と笑顔を見せた。
トークショーでは、映画が完成するまでの過程や、劇中登場する発明家のドクター中松氏の家に招待され、頭のよくなるグミやお茶をもらったこと、キャスティング秘話など「これまでのイベントでも話したことのないような」面白話が次から次へと出てきて、会場は大いに盛り上がった。
そんな板尾だが、次回作の構想については「具体的にまだ頭の中にはないんですよ。(映画を撮ると)決まった時点で、一番旬なものを題材にしたい」と述べたが「そろそろ事務所から(映画制作の)話があってもええんちゃうかな」と次回作への意欲は満々のようだ。
また役者としての板尾について「いつも『静』の役が多いので、ワイヤーアクションなどを使ったアグレッシブな板尾さんを見てみたい」と増本が語ると「魅力的な作品に巡りあえたら『動』の芝居もやってみたいと思いますね。でも『動』の芝居は頑張らないとあかんからね」と苦笑い。それでも増本が「一緒に乗馬をやっているので、馬で首都高を走るような作品も面白いよね」と話を振ると「石原都知事に許可もらわんとな」とまんざらでもない表情で語っていた。
本作は、お笑い芸人・板尾創路が古典落語「粗忽(そこつ)長屋」をモチーフに監督・脚本・主演を務めた話題作。戦後の1947年、戦地から戻ってきた二人の男と一人の女をめぐる恋の三角関係と、謎めいた結末を描いた物語。(磯部正和)
映画『月光ノ仮面』DVDはよしもとアール・アンド・シーより発売中(税込:3,990円)