ウィレム・デフォー、露骨にセックスシーンを描くラース・フォン・トリアー監督の新作に再び出演決定
2009年製作、日本では2011年に公開されたラース・フォン・トリアー監督の映画『アンチクライスト』に出演したウィレム・デフォーが、フォン・トリアーの新作『ニンフォマニアック(原題) / Nymphomaniac』に出演することになり、再び監督とタッグを組むことになったとDigital Spyが伝えた。
ウィレム・デフォー出演映画『アンチクライスト』写真ギャラリー
タイトルの意が“淫乱な”“色情狂いの”である本作では、年を重ねていくにつれて自身の隠されたセクシャルな欲望に気付いていく女性を描いたもので、同じく『アンチクライスト』に出演したフランス人女優シャルロット・ゲンスブールの再出演も決まっている。
デフォーは、「ラースと話をしたよ。どうやら僕の役があるらしい。光栄だよ」とDigital Spyにコメントしている。役柄の詳細は明らかになっていない。
フォン・トリアーは、以前にEntertainment Weeklyにて、『ニンフォマニアック(原題)』について、「女性の性的な進化を描くのに、本番を描かないなんて考えられない」と発言しており、セックスの露出度が極めて高い映画になることを明かしている。実際には、『ニンフォマニアック(原題)』はハードコアバージョンと一般公開バージョンの2バージョンでの公開になる予定だそう。
『アンチクライスト』でも、息子を失った夫婦を演じたデフォーとゲンスブールのセックスシーンがあったが、ポルノ俳優が代役を務めたという。今回二人がフォン・トリアー作品への続投を決めたということは、妥協なくタブーを描く監督の映画魂に共鳴してのことだろう。今度は一体どうデフォーとゲンスブールがフォン・トリアー監督ワールドを作り上げていくのか、非常に楽しみだ。(鯨岡孝子)